はじめに
事務職の仕事は完璧にこなして当たり前と思われていることが多く、わからないことを聞きづらい雰囲気がある職場も多いのではないでしょうか?
また、周りの目を気にしてしまい、新しいことにチャレンジしたり、今あるものを改善することを躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか?
本書はそんな人たちが一歩踏み出せるよう背中を押してくれる一冊です。

デスクワーカー
実際、私は本書を読んでから普段の仕事での心構えが大きく変わりました!
本書の概要
◎迷ったら、「恥ずかしい」と感じるほうの道を選んでみよう
「まわりに馬鹿だと思われたくない…」「見当違いだったらどうしよう…」
「会議で発言できない…」「人に何かをお願いするのが恥ずかしい…」
「スベったらかっこ悪い…」「SNSで発信するなんて無理…」
恥ずかしいという気持ちは、できれば誰しも避けたい感情です。
しかし恥を回避し、いつも消極的な選択肢を選んでばかりいては、
いつまでたっても自分の殻の中から出ることはできません。
本書は、恥ずかしいという感情をむしろ新しいことにチャレンジできている証拠と捉え、
つい反射的に恥を回避しようとする「無難な自分」を乗り越えるためのヒントを紹介します。
・挨拶は無視されそうでも自分からする
・セミナーでは何があっても一番前に座る
・先輩の意見と真逆でも発言してみる
・交流会で知人とはもう交流しない
・SNSでの発信を匿名でいいから始めてみる
・多少派手でも好きな服を着て出かける……
「迷ったら恥ずかしい道を選ぶ」ことをマイルールにするだけで、
あなたはたくさんのことに積極的にチャレンジできるようになります。
電車やバスで席を譲れるようになり、困っていそうな人に
声をかけられるようになり、会議で発言できるようになるでしょう。
そうして、人生をアップデートしていくことができるのです。
さあ、いくつになっても恥をかける人になりましょう。
出典:楽天市場 商品紹介ページ
本書の特徴
この本では「恥」を6つに分類して解説しています。個人的にこの解説はなんとなくはわかっていた恥ずかしいという感情を、言語化、類型化してくれているため、「たしかにそうだよな」と納得させられるものでした。
また、ネガティブに捉えられがちな「恥」がもたらしてくれるメリットについても、筆者の実体験を交えながら解説されているため、自分事として読むことができました。
いくつになっても恥をかける人になる 【DL特典 恥克服ワークシート】 価格:1650円 |
実際に読んでみて印象に残った部分
「尊敬される人」より「応援される人」を目指す
私は以下の部分を読み、ハッとさせられました。
わたしたちが恥を感じてしまう原因は、わたしたちが無意識に「尊敬されよう」としているからではないだろうか。この気持ちから自分でハードルを上げて、行動する勇気を奪ってしまうのだ。
~中略~
そこでお勧めしたいのは、「尊敬される人」ではなく、「応援される人」を目指すという方向転換である。
応援される人とは、さらけ出せる人である。
「いくつになっても恥をかける人になる」 P26
私の職場では、昇任後にそれまでとは全く違う分野に異動になります。そのため、異動後すぐは、「その分野の知識はないが、役職はある状態」になります。
当然、自分より役職は低いが仕事はよく知っている後輩や、新卒で入ってきて右も左もわからず、その分野の知識については自分と同じ0の状態の新人がいます。
その後輩達には、自分は当然昇任して異動してきた先輩として映ります。
私は当初、「役職も上の先輩として、かっこいいところを見せないといけない」と意気込んでいました。
ですが、本書を読み、「尊敬される人」ではなく、「応援される人」を目指すことの重要性を知り、自分より仕事に詳しい後輩には、積極的に「ここがわからないんだけど、○○さん詳しいと思うから教えてもらってもいい?」と質問したり、新卒の後輩には、「自分は最近ここで困ったんだけど、△△さんはつまづかなかった?」とこちらから声かけをするようになりました。
この結果、仕事に詳しい後輩からは、「ここの部分がわかりにくいと思うので、気をつけてください。」と声をかけてもらったり、新卒の後輩からは、「実はここが上手くいかなくて悩んでるんです…」という相談をしてもらったりと、後輩達から声をかけてくれることが増えました。
事務職だと特に「完璧にできることが当たり前」という雰囲気があるため、できないことを質問しにくく感じることがあります。
そこであえて自分からわからないことを周りに共有していくことで、周りも「わからないことを質問していいんだ」と安心するので、聞きやすい雰囲気になっていきます。
「心理的安全性」を高める
Google社がチームの生産性について社内調査をした結果「生産性の高いチーム」に共通していたのは、強烈なリーダーシップでも効率的な作業プロセスでもなく「心理的安全性」だった。打ち合わせに参加するメンバーが気兼ねなく話せる心理的安全性、つまり「皆が恥をかける環境づくり」がチームの生産性に大きく貢献していたのだ。
「いくつになっても恥をかける人になる」 P60
チーム内で発言したり、成果物を共有する際、「間違っているんじゃないか」や「完成度が足りないんじゃないか」という不安が誰しもつきまといます。
そのため、本書を読んで、発信をしてくれた人には「ありがとう」と感謝を伝え、どんなものであれ、発信されたものを価値あるものとして、一旦受け入れるようにしようと心がけています。もしその意見や成果物が全く検討違いのものであった場合でも、受け入れた上で方向性を修正することで、メンバー全員の認識を同じ方向に向けることができます。
このような積み重ねで、間違えてしまったとしても受け入れてもらえる雰囲気を作り、発信することに対する心理的ハードルを下げることで、メンバーの心理的安全性を守ることができます。
読書後の変化
本書を読破した後、自分の中で以下の変化がありました。
- わからないことを先輩後輩関係なく、積極的に質問するようになった
- こちらから挨拶をするようになった
- 相手の名前を呼ぶようにした
- 相手の名前がわからないければ素直に聞くようになった
- 積極的にすり合わせをするようになった
- 能力よりも取り組む姿勢を大切にするようになった
- 仕事、プライベートともに新しいことに失敗しながらもチャレンジするようになった

デスクワーカー
仕事、プライベートともに以前よりも前向きに取り組むことができ、初対面の人と仕事を進める際も、前よりもスムーズにコミュニケーションがとれるようになりました!
実際の口コミ
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デメリット
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- 配信終了になる本もある
Audibleについて
特徴
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メリット
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- スキマ時間で読書ができるため、読書習慣が身につく
デメリット
- 目で追うより記憶に残りにくい
- 図表や挿絵の多い本には不向き

デスクワーカー
私も実際この2つのサービスを利用し始めて、通勤時間中に読書をすることができるようになり、飛躍的に読書時間が増えました!
どちらのサービスも無料体験期間があり、いつでも解約可能なので、ぜひ試してみてください!
まとめ
本書は、恥ずかしいという気持ちを乗り越えて、チャレンジする力や行動する力を向上させてくれる書籍で、完璧が求められる事務職の方に特におすすめです。
本書の中には今回取り上げた部分以外にも、仕事を進める上で非常に勉強になる内容が盛り沢山です。ぜひ手にとって読んでみてください!
紙の書籍でもいいですし、手軽にスキマ時間で読みたいという方は、無料体験期間がありますので、Kindle Unlimited、Audibleの登録をしてみてください!
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